【65歳以上の貯蓄】平均と中央値はいくらか。「貯蓄減った」約4割その理由は?
月々の収支が赤字の世帯が多い。早めの家計・資産形成への対策が肝心
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65歳以上の世帯の貯蓄状況をみると、半分以上の世帯では2000万円以上の資産を持てていません。
また、生活費を年金などの収入でまかなえず、貯蓄から切り崩す世帯も多く見られます。
この記事では65歳以上世帯の貯蓄の実態と、ゆとりある老後を過ごすための対策を紹介します。これからまさに老後を迎える方は参考にして下さい。
65歳以上の平均貯蓄額はいくらか
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2022年時点で世帯主が65歳以上の二人以上世帯の平均貯蓄額の階級別割合は下図の通り。
平均値が2414万円で、貯蓄保有世帯※の中央値は1677万円です。
約3分の1が2500万円以上の貯蓄を持っていて、近年ゆとりある老後を過ごすために必要とされる2000万円を超えている世帯は4割強となっています。
※ 貯蓄保有世帯の中央値とは、貯蓄「0」世帯を除いた世帯を貯蓄現在高の低い方から順番に並べたときに、ちょうど中央に位置する世帯の貯蓄現在高をいう。
世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高階級別世帯分布 (二人以上の世帯)-2022年-
一方で、半数以上の世帯は2000万円に到達せず、特に2割強は貯蓄が500万円未満となっており、安定した老後生活を送るには心もとない状況です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)