毎月月末になると、「来月値上げする商品はこちら」というニュースを目にします。
食品関連ですと家計への影響が大きいですね。
今回は菓子パンや食パンの製造メーカーである、山崎製パン(2212)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数などすべて遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価はすべて終値となっています。
山崎製パン(2212)の直近決算(2023年12月期第3四半期決算)
山崎製パンは、2023年10月25日、2023年12月期第3四半期連結決算を発表しました。
2023年7月より、主原料の小麦粉を中心とした原材料価格の上昇に対処するため、一部の食パン、菓子パンの価格改定(=値上げ)を実施しました。
値上げを下支えする低価格帯製品や値頃感のある製品を充実強化したこともあり、業績は好調に推移しました。
とりわけ売上の36%を占める「菓子パン」が前年同期を上回りました。
売上の増加が大きく影響し、利益は大幅に増加しました。
最終利益にいたっては、2022年度に計上した助成金収入がないにもかかわらず、大幅な増益となりました。