秋は観葉植物の植え替えや剪定に適した時期。できれば本格的に寒くなる前に終わらせておくのが理想です。もし、植え替えや剪定の際に不要な株や枝が出たら、株分けや挿し芽にチャレンジしてみるのもオススメ。
そこで今回は、株分けや挿し芽で増やしやすい観葉植物を紹介します。
自宅やオフィスで観葉植物を育てている人は、ぜひ参考にしてください。
観葉植物の増やし方の基本
株分け・挿し芽とは
観葉植物を増やす方法はいくつかありますが、初心者でも成功しやすいのは「株分け」と「挿し芽」になります。
- 株分け…本体(親株)から茎や根を分けて別の鉢で成長させる方法
- 挿し芽(挿し木)…本体の枝や茎、葉を土に挿して発根させて成長させる方法
どちらの方法が適しているかは観葉植物によって異なりますが、寒くなる前におこなわないと発根や成長が難しくなるので注意しましょう。
株分け・挿し芽に必要な道具
株分けや挿し芽をするときは、次のようなものが必要です。
【必要な道具】
- 未使用の観葉植物用の土、あるいは挿し芽用の土
- 鉢底石、鉢底ネット
- ハサミ、カッター
- 鉢やプランター
- 割りばし(土に穴を開けるため)
ハサミやカッターは切れ味がいいものを用意し、キレイに洗っておきましょう。作業をおこなうまえに鉢底ネットと鉢底石を入れておくと作業がスムーズに進みますよ。
株分けや挿し芽で増やしやすい観葉植物4選
アイビー(ヘデラ)
観葉植物としてはもちろん、寄せ植えやトピアリーの花材としても人気のつる性植物・アイビー(ヘデラ)。繁殖力が強く丈夫なので、初心者でも簡単に増やすことができます。
作業は成長期の5~10月におこないましょう。※参考価格:1000~3000円(5号鉢)
【挿し芽】アイビーの増やし方
- アイビーの株から10〜15センチほど茎を切り落とす
- 先端についている葉を3〜4枚残して、あとの葉を取り除く
- 切り口を30分ほど水に浸けて吸水させる
- 鉢に土を入れ、霧吹きなどで湿らせる
- 割りばしで深さ5センチほどの穴を開け、茎を植え付ける
- 発根まで2~3週間、水を与えながら明るい日陰で管理する