固定期間選択型の住宅ローンを検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで考えなければならないのが、当初の固定期間を何年にするかということです。
今回は、住宅ローンの固定期間選択型の当初の固定期間は何年が多いか、住宅支援機構のデータをもとに解説しています。
当記事を参考に住宅ローンを検討してみてください。
1. 固定期間選択型の当初の金利固定期間の割合
2023年6月30日に住宅支援機構が公開した、住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2023年4月調査)】によると、固定期間選択型の当初の金利固定期間の割合は、以下のようになっています。
1.1 2023年4月調査
- 2年:3.6%
- 3年:3.6%
- 5年:8.4%
- その他10年未満:6.2%
- 10年:30.2%
- 10年超:48.0%
1.2 2022年10月調査
- 2年:1.0%
- 3年:5.3%
- 5年:10.3%
- その他10年未満:4.3%
- 10年:31.2%
- 10年超:47.8%
1.3 2022年4月調査
- 2年:2.7%
- 3年:9.3%
- 5年:6.6%
- その他10年未満:5.0%
- 10年:30.5%
- 10年超:45.9%
1.4 2021年10月調査
- 2年:1.5%
- 3年:6.7%
- 5年:5.8%
- その他10年未満:6.1%
- 10年:31.6%
- 10年超:48.2%
1.5 2021年4月調査
- 2年:1.3%
- 3年:9.6%
- 5年:7.4%
- その他10年未満:4.5%
- 10年:35.0%
- 10年超:42.1%
1.6 2020年11月調査
- 2年:1.9%
- 3年:7.4%
- 5年:10.4%
- その他10年未満:3.5%
- 10年:28.9%
- 10年超:48.0%
1.7 2020年5月調査
- 2年:1.5%
- 3年:7.8%
- 5年:9.0%
- その他10年未満:年4.3%
- 10年:34.6%
- 10年超:42.9%
2. 固定期間選択型の当初の金利固定期間の割合の特徴
固定期間選択型の当初の金利固定期間は、「10年超」の割合が最も多く、次に「10年」が多くなっています。
最も少ない割合なのは、「2年」となっており、年数が増えるごとに割合が増えていく傾向にあります。
参考資料
藤原 悠喜