給与所得者数・平均年収
- 全体:5078万人・458万円
- 男性:2927万人・563万円
- 女性:2151万人・314万円
- 正規全体:3391 万人・523万円
- 正規男性:2231万人・584万円
- 正規女性 :1160万人・407万円
- 非正規全体:1244万人・201万円
- 非正規男性 :408万人・270万円
- 非正規女性: 835万人・166万円
給与所得者数では男性が女性よりも約780万人多いですが、非正規に絞ると女性の方が約430万人多くなっています。
日本の平均年収は458万円ですが、男女や正規・非正規での差が大きく見られるのも特徴でしょう。
ただし、平均は一部の大きな値に引っ張られる傾向にあるため、これだけで実情を知ることはできません。
同資料より、年収100万円以下~2500万円超の段階に分けた給与所得者数と構成比をみていきましょう。
全体でみると最も多い年収帯の順に「300万円超 400万円以下」(16.5%)「400万円超 500万円以下」(15.3%)「200万円超 300万円以下」(14.1%)。
半分以上が年収400万円以下となっています。
一方、男女別に見るとその様子が変わります。
男性で最も多いのは「400万円超 500万円以下」(17.7%)、女性は「100万円超 200万円以下」(21.5%)でした。
自分の年収は平均以上、平均以下?【年齢別に見る】
年収は年齢によっても大きく異なるものです。自分が平均以上かどうか知るために、年齢ごとの平均給与もみていきましょう。
男性は20歳代後半で420万円、30歳代前半で485万円。比較的若くで全体の平均年収を超えるようです。
その後、50歳代後半での702万円がピークとなります。
一方、女性は20歳代後半で253万円となり、それ以降50歳代後半まで300万円台前半で推移しています。
ピークは40歳代後半での346万円で、一度も400万円を超えない結果となりました。
育児や介護で働き方をセーブすることが多い女性は、これまでの統計でもほぼ同じ水準となっており、年収300万円台前半が相場となっています。
扶養の範囲内に収める女性が多いため、男女で異なる結果になったと考えられます。
ただし、年収の壁を巡っては新たな施策も出ているため、今後は変わっていくことが予想されます。