【大学学費】毎月いくら預貯金のつみたてが必要?
この大学進学費用を、毎月預貯金で積み立てる場合を考えてみましょう。
先ほどの、慶應義塾大学経済学部・早稲田大学政治経済学部・上智大学経済学部を4年間で卒業するためには、おおむね「480万円」前後の準備が必要となることがわかりました。
この金額を10年かけて預貯金で準備していった場合、ひと月約4万円ほどを積み立てていく必要があります。生まれた直後から18年間かけて準備する場合は、ひと月の積立額は約2万2000円ほどですね。
大学進学費用を、上手に準備していくためには
超低金利状態が続くこんにち。学資保険の返戻率も低下し、預貯金につく利息もごくわずか。大学進学を見据えた教育費の準備は早めに始めていきたいものですね。
預貯金と資産運用を上手に組み合わせていく視点を持つのもよいでしょう。毎月一定額をコツコツ積み立てて長期運用を目指すのも一案です。
少額からの投資を後押しする国の非課税制度「NISA」は、2024年1月にパワーアップした制度に生まれ変わり、「成長投資枠(一般NISAの後継)」と「つみたて投資枠(つみたてNISAの後継)」が併用可能となります。
コツコツと教育資金を準備したい人は、活用を検討してみると良いかもしれません。
参考資料
- 文部科学省「令和6年度大学入学者選抜実施要項について(通知)」(2023年6月2日)
- 早稲田大学「2023(令和5)年度 学部 入学金・学費・諸会費 一覧」
- 早稲田大学「2~4年度 学費・諸会費(予定)」
- 慶應義塾大学「2023年度大学学部学費」
- 上智大学「2023年度入学者の学費(参考)」
- 上智大学「2023年度 上智大学 学部学費一覧」
- 金融庁「新しいNISA」
LIMO編集部