【ANAとJALのマイレージサービス】どっちがお得?違いをチェック
ANAとJALのマイレージサービスは、マイルの有効期限やフライトマイルの積算率といった基本的な部分は共通している印象です。それでは、2つもサービスの違いはいったい何なのでしょうか?
ここではマイルの貯めやすさや座席のグレードアップなど、目的別にANAとJALのマイレージサービスを比較します。
1. フライトマイルの貯めやすさ
フライトマイルの積算率は、ANAもJALもほとんど変わりません。ただ、就航都市数や航空会社が加盟している航空連合を確認してみると、ANAとJALのフライトマイルの貯めやすさには違いがあるのです。
まずは、就航都市数を比較してみましょう。ANAとJALの就航都市数を以下の表にまとめてみました。
就航都市数だけを見ると、JALの方がフライトマイルを貯めやすそうです。しかし、就航都市数だけでフライトマイルの貯めやすさを判断するのは気が早いかもしれません。
航空連合に加盟している航空会社の豊富さの確認も、必要不可欠です。航空連合とは、世界中の航空会社で構成されている連合組織のこと。
同じ連合組織に所属している航空会社の飛行機を利用すると、ANA・JALを使ったときと同様にフライトマイルを貯められます。ANAとJALが所属している航空連合の提携航空会社の数は、以下の通りです。
航空連合という側面から見ると、ANAの方が提携航空会社の数が充実しています。利用する便を探すとき、フライトマイルの互換性がある航空会社の数が豊富な方がフライトの選択肢が増え、スケジュールを柔軟に組みやすいですよね。
自分が思い描いたスケジュールや予算でフライトマイルもしっかりと貯めるなら、ANAの方が良いかもしれません。
2. 特典航空券への交換レート
貯まったマイルは、特典航空券に交換できます。できるだけ少ないマイルで、長距離路線の特典航空券に交換できればお得ですよね。ANAとJALの特典航空券の交換レートの目安は以下の通りです。
国内線を利用するならANA、国際線を利用するならJALの方がお得に特典航空券に交換できそうです。
3. クレジットカードでマイルを貯めるなら
ANAとJALは、いずれもクレジットカードサービスも展開しています。クレジットカードを使うと飛行機に乗らなくてもマイルを貯められる点は共通しているのですが、どちらの方がお得なのでしょうか。
一度貯めたマイルを有効期限を気にせずに使いたい方には、ANAのクレジットカードがおすすめです。ANAは、カード会社から付与されたポイントをマイルと交換する制度を採用しています。
そのため、ポイントの有効期限が2年間の場合、ポイント有効期限が切れる直前にANAのマイルと交換すればさらに36カ月間のマイルの有効期限が追加されます。
また、カードを保有しておくだけでマイルが貯まるのもANAのクレジットカードのメリットです。「継続ボーナス」を年1回のペースで獲得でき、一般カードなら1000マイル、プレミアムカードなら1万0000マイルが付与されます。
旅行が趣味の方は、JALのクレジットカードも要チェック。「JALカード ツアープレミアム」というサービスを利用すると、通常より多くのマイルを獲得できます。
JALの飛行機に乗ると「搭乗ボーナスマイル」も付与されるため、1回の旅行でかなりのマイルが貯まりますよ。