70歳代までに考えておくべきこととは?

70歳代になるまでに、単身世帯が先々の生活を踏まえて準備しておくべき対策は、以下の3つです。

  • ライフプランニングの実施
  • 将来資金の確保
  • 消費支出の見直し

ライフプランニングとは、将来にわたる収支を可視化して、資金が不足するタイミングを把握するために実施します。

ライフプランニングを行えば、資産形成の目標額や、将来的な生活費をいくらに設定すべきか、目安がわかるので活用しましょう。

将来資金の確保は、公的年金以外の金融資産を増やしておくことが重要です。

NISAやiDeCoをはじめ、貯蓄型の生命保険など、さまざまな方法で準備しておきましょう。

必要に応じて、ファイナンシャルプランナーに相談するなどして、自分に合う資産形成の手段を見つけることが大切です。

最後に、支出も見直しましょう。

総務省が調査した「家計調査(家計収支編)2022年」では、65歳以上の単身世帯における消費支出は、14万9208円でした。

消費項目に無理や無駄がないか、事前に家計を見直しておく必要もあるでしょう。

70歳以上のおひとりさまは資産や支出の管理が重要

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70歳以上の単身世帯は、金融資産を保有している人と、保有していない世帯に分かれています。

金融資産を保有していないと、自営業者やフリーランスといった公的年金の支給額が少ない人は、生活が厳しいです。

単身世帯といえども、金融資産の保有状況や、今後の生活水準をどう設定するかで、将来に向けて準備しておくべき資金や対策も異なります。

まずは、ライフプランを作成して現状を把握しつつ、今後の対策をお金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談すると良いでしょう。

参考資料

川辺 拓也