日本郵政の自己株式取得結果

2023年8月15日、同社は株式会社東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付けにて、1億307万600株の自己株式を取得した。

日本政府は、上記買付けに対して、1億227万3600株の保有同社株を売付けを行った旨を発表している。

政府は予定していた株数を売却することができ、売却総額は1056億9976万5600円となった。当該売却により、政府の同社株式保有割合は33.3%まで低下した。

日本郵政の自己株式の取得継続

2023年8月15日のToSTNeT-3による買付けでは、取締役会決議(2023年5月15日付)の取得上限に達しなかった。

そのため、2023年8月15日に同社は、株式会社東京証券取引所の立会市場取引にて自己株式の取得の買付けを行うことを決定した。

2023年8月15日における取得進捗状況は29.8%である。同社は、2024年3月31日までに、残り70.2%の取得を目指すこととなる。

日本郵政の株価

自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付けの発表前となる、2023年8月14日の終値は1034円であった。

年初来高値は2023年3月10日の1268円である。

自己株式の取得の実施および発表を受けて、株価は続伸し、2023年8月15日の終値は前日比50円高の1084円となった。

著者注:代表画像を差替(2023年8月21日18:40)

参考資料

石川 貴康