新NISAに向けて【積立投資vs預貯金】30年間でシミュレーション

2024年から新NISAが始まります。30年間、新NISAで積立投資をした場合と、預貯金で積み立てた場合を比較してみましょう。

「預貯金」で毎月3万円ずつ30年間積み立てた場合

年率0.001%の預貯金で毎月3万円ずつ積み立てたケースを想定し、シミュレーションを行いました。

30年間で元本は1080万円となり、利息分も合わせると1080万2000円という結果になりました。なお、利息分には約20%の税金がかかるため、実際の手取り額はさらに少なくなります。
 

新NISAで毎月3万円ずつ30年間積み立てた場合

次に、新NISAで毎月3万円ずつ、30年間積み立てたケースを見ていきましょう。なお、シミュレーションに利用する年率は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用実績である3.59%(2001~2022年度)※と仮定します。

※ 出所:GPIF「2022年度の運用状況」

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

元本は預貯金と同様に1080万円ですが、運用益が約856万円となり、元利合計で約1937万円という結果になりました。もちろん運用なのでリスクがあり、また運用成果は後でなければわかりませんが、今回の試算では預貯金と比べると30年間で850万円以上の差が生まれることがわかります。

なお、新NISAで積み立てた場合は運用益が非課税となるため、預貯金の利息のように課税されることはありません。