日本と同じく、イタリアも猛暑が続いています。でもそんな暑さもなんのその、イタリア人は太陽とともに海へ、山へとバカンスに向かっています。

陽気な国民性で知られるイタリアと、思慮深い人が多いとされる日本。2つの国には共通点があるようには見えません。しかし今回は、イタリアをより親しく感じられる意外な共通点を5つご紹介します!

共通点1. イタリア料理も和食もユネスコの無形文化遺産!

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現在は世界中で注目を浴びている和食。2013年にユネスコの無形文化遺産となった和食は、2015年にミラノで開催された万博で脚光を浴び、今では盤石の人気を誇ります。

実は、イタリア料理もユネスコの無形文化遺産です。正式には、イタリア、スペイン、ギリシア、モロッコの4か国による「地中海食」が、2010年にユネスコによって認められました。

和食もイタリア料理も、栄養バランスの良さ、そして長い歴史の中で培われてきたという共通点があるのです。

もちろん、どちらも大変な美味を誇り、世界中で愛されているというのも大事な共通点。味わいこそ大きな違いがあるものの、世界に誇ることができる食文化を持っているのが、日本とイタリアなのです。

共通点2. イタリアも日本も温泉が多い!

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日本では、ヤマザキマリさんの漫画作品「テルマエ・ロマエ」が人気になりました。テルマエとはローマ時代の公衆浴場で、温泉ではありません。ところがイタリアも日本と同じく火山があるため、実は温泉も多いのです。

現在も、エトナ火山やストロンボリ火山は活発に活動しています。噴火する様子を、ニュースで目にすることも少なくありません。

温泉もイタリア半島各地にありますが、日本とは異なり、療養施設やスパとして使われていることが大半です。

また大自然の中で温泉を楽しむ人も多いのですが、イタリアの温泉は基本的に水着着用が常識。温泉の豊富さは日本と共通していますが、趣きはちょっと違います。