「富裕層」と聞くと、どのようなイメージでしょうか。

少し前に「爆買い」という言葉が流行ったように、日本に買い物に来る「富裕層」もかなり多くいる印象です。

観光庁によると、コロナ禍より前の2019年には、日本に来る外国人観光客は年間2800万人を超え、中には一度の旅行で100万円以上を使う富裕層もいたそうです。

このように、「お金持ち=豪快な暮らし」と思われがちですが、何にでも見境なくお金を使っているわけではないのです。

使うと決めたところにはトコトン使うのですが、逆に「え?そこケチるの?」といったように、使わないところは徹底して使わないといった特徴が見受けられます。

そこで今回は、富裕層の方が行っている節約ポイント4選について、富裕層の特徴とともにお伝えしていきます。

1.【富裕層】日本の1億円以上の資産家は約2.7%

まずは日本における富裕層の割合から見ていきましょう。

単純に「富裕層」とは言っても感じ方は人それぞれですので、野村総合研究所が公表している「マーケットの分類」を参考にして、富裕層についてみていきましょう。

世帯の保有する金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など)の合計額からローンなど負債を差し引くと「純金融資産保有額」を割り出すことができます。

この純金融資産保有額をベースに総世帯を5段階にランク付けしたものが「マーケットの分類」になります。5つの階層の定義と、各層における世帯数・保有資産は以下のとおりです。

出所:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」

《マーケットの分類(世帯の純金融資産保有額)》

  • 超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円
  • マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円

純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、5億円以上の「超富裕層」を合わせると148万5000世帯となりました。

つまり、資産1億円以上の世帯の割合は以下のようになります。

148万5000世帯 ÷ 5413万4000世帯 = 2.74%

資産1億円以上の世帯の割合は、100世帯のうち、およそ3世帯ということになります。

「意外と多いな」と思われた方もいるかもしれませんね。

そんな富裕層の方ですが、実は冒頭でも触れたように「節約家」の一面をもっている方が多く、非常にメリハリのあるお金の使い方を普段からしています。

言い換えれば、必要だと思ったところにはトコトンお金を使うということでもあります。