40～50歳「おひとりさま」貯蓄額は平均いくらか。最低限意識すべき2つの老後対策とは

内閣府が発表した「令和4年版 少子化社会対策白書」によると、50歳時の未婚割合は2020年で男性が28.3％、女性は17.8％でした。

いわゆる「おひとりさま」が増えているなかで、独身者の貯蓄はいくらあり、どのようなことにお金を使うのでしょうか。

独身世帯における貯蓄の実態や、生活状況について解説します。

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おひとりさまの貯蓄実態

40歳代から50歳代にかけて、単身世帯はいくら貯蓄をしているのでしょうか。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」をもとに、それぞれ確認していきましょう。

●40歳代おひとりさまの貯蓄額

40代の平均貯蓄額は、金融資産を保有している単身世帯では、1045万円でした。金融資産別の保有金額は、【図表1】の通りです。

保有額は「預貯金」が最も多く、次いで「株式」「投資信託」となりました。40歳代は、老後までの期間が長いため、積極的に資産を増やす準備が必要です。

では、50歳代の貯蓄額や保有資産がどれほどあるのか確認していきましょう。