【積立年数別】新NISAで40~65歳までの積立投資を試算
今まで40歳から投資を開始した場合でシミュレーションしてきましたが、30歳から積立投資を始める人もいれば50歳から始める人もいます。
積立年数ごとに新NISAでの資産運用をシミュレーションしましょう。運用利率は年利3%、積立金額は月3万円を前提とします。シミュレーション結果は以下のとおりです。
【積立年数別】「月3万円・年利3%」の積み立ての資産額
積立年数 資産評価額
- 5年間 194万円
- 10年間 419万円
- 15年間 681万円
- 20年間 985万円
- 25年間 1338万円
- 30年間 1748万円
積立期間が5年の場合と30年の場合とでは、資産額の差は約9倍です。積立投資は利息に利息がつく「複利」の効果により、長く積み立てるほど資産額は雪だるま式に増えていく傾向にあります。
また、積立期間が長いほど投資タイミングの分散ができるため、より安定的な運用を目指すことも可能となります。老後資金を確実に運用したい人は、できるだけ早いうちから積立投資を始めてみましょう。
新NISAを活用して老後に備えよう
投資信託による積立投資のように、資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向にあります。長期間運用することで、複利の効果も出てくるでしょう。
ただし、新NISAによる積立投資はただ始めればいいというわけではありません。投資する銘柄によって将来の資産額は大きく異なります。
自分が取れるリスクや投資先を慎重に見極めたうえで、積立投資による老後資産の形成を始めてみてください。
参考資料
苛原 寛