夏の強い日差しを遮るグリーンカーテン。気温の上昇によって引き起こされる、さまざまな影響を軽減させる効果が注目を集めています。

グリーンカーテンは、ひと昔前はツル性植物のゴーヤやキュウリが定番でしたが、現在はさまざまな植物がグリーンカーテンに活用されています。

そこで今回はグリーンカーテンのメリットや、グリーンカーテン向きのおすすめ植物について紹介します。さっそくみていきましょう。

グリーンカーテンのメリットとは?

個人宅で楽しむ以外に、公共施設などでも見かけるようになったグリーンカーテン。グリーンカーテンには次のようなメリットがあります。

  • 窓から入る日光を遮り、室内の気温上昇を防ぐ
  • 地面や外壁の温度上昇を防ぐ
  • 「蒸散」により周囲の熱を冷やす
  • 景観を良くする など

日光を遮るには「よしず」や「すだれ」を使うこともありますが、これらには周囲の温度を下げる効果はありません。

植物は自らを高温から守るために「蒸散」を行い、周りの熱を奪って水分を蒸発させています。グリーンカーテンの周りで涼しさを感じられるのはこのためです。

グリーンカーテンにおすすめ〈ツル性植物6選〉

グリーンカーテンにはツル性植物がおすすめ。できれば一年草や木質化しない植物のほうが、あとあとの処理がラクになります。

〈おすすめ1〉アサガオ

1/6

kudou/istockphoto.com

夏の定番植物のアサガオもグリーンカーテンに活用したい植物です。

近年は美しい花色のアサガオが登場しています。グリーンカーテンにすると、あちこちに美しい花が咲く、圧巻の景色を楽しむことができます。※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)

〈おすすめ2〉バタフライピー

2/6

ADEN TRIRUMOKO/istockphoto.com

バタフライピーは濃いブルーの美しい花色が特徴的なツル性植物。本来は多年草ですが、冬の寒さに弱いため一年草として扱われています。

形のよい葉がついたツルは数メートルほど生長し、美しい葉色も涼しさを感じさせます。※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

〈おすすめ3〉オキナワスズメウリ

3/6

igaguri_1/istockphoto.com

オキナワスズメウリは注目のツル性植物。ツルを旺盛に伸ばし、どんどん生長します。数メートルは生長するので、支柱よりネットなどを張って誘引するほうが手軽です。

白いスジが入った小さな実は、まるで小型のスイカのよう。実はグリーンからレッドに変化し、ポップな見た目がとてもオシャレです。実は食用ではないので食べられません。あくまで観賞用として楽しみましょう。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

〈おすすめ4〉フウセンカズラ

4/6

pisitpong2017/shutterstock.com

フウセンカズラは風船のように膨らんだ実がユニークな一年草。ライトグリーンの涼しげな果実がなる姿は、馴染みがある人も多いことでしょう。

生育が旺盛であっという間に大きくなるので、キレイに茂らせるためにはツルが伸びる方向をこまめに調整することがポイントです。※参考価格:400円前後(3号ポット苗)

〈おすすめ5〉パッションフルーツ

5/6

wu hsoung/shutterstock.com

パッションフルーツはユニークな花と果実が楽しめる多年草。まるで時計のような花を咲かせることから「クダモノトケイ」とも呼ばれます。

パッションフルーツは冬の寒さが苦手な植物。気温が下がってきたら、鉢上げして冬は室内で管理するのがおすすめです。無事に冬越しができたら、来年も同じように楽しむことができます。※参考価格:600~1000円前後(3号ポット苗木)

〈おすすめ6〉ブドウ

6/6

Sonja Filitz/shutterstock.com

大きく育つまでに時間がかかりますが、ツタをパーゴラなどにうまく誘引させれば、ブドウもグリーンカーテンに活用できます。

ブドウはツル性の果樹に分類されます。地植えにすると簡単に移動させることができないので、グリーンカーテンとして仕立てる場合は育てる場所、ツルを這わせる場所をしっかりと計画するようにしましょう。※参考価格:2000~3000円前後(3号ポット苗)

楽しみながらチャレンジもできるグリーンカーテン

今回はグリーンカーテンにおすすめの植物を紹介しました。

二酸化炭素の削減は世界各国が取り組んでいる問題ですが、家庭からのCO2排出を少しでも減らすため、グリーンカーテンなど、自然の仕組みを用いたエコシステムを利用してみるのもひとつの方法です。

お子さんのいるご家庭などでは、楽しみながら、このような取り組みにチャレンジしてみるのもおすすめです。