AIで生成した「数学の教科書の表紙っぽい画像」が、ツイッター上で大きな話題となっています。

投稿したのは、ツイッターユーザーの@nal_333さん。

当ツイートは、2023年5月12日時点で13.6万件を超えるいいねを集めており、「めっちゃぽいw」「なかなかいい暇の潰し方」「よくわからん立体物って送ってるのが1番面白い」などといった反応が多数寄せられています。

※ツイート写真は【写真3枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

「数学の表紙風」画像をAIで生成

「ゴールデンウィーク暇すぎて、いまAIでどれだけ『数学の教科書の表紙』っぽい画像を出せるかの遊びをしてるんだけど、かなり完成度高くなってきた」というコメントとともに投稿されたのは、2枚の画像でした。

1枚目の画像は、LINEのトーク画面のスクリーンショット。メッセージを打つと、その通りの画像をAIが生成してくれるアプリを利用しているようです。

「よくわからん立体物 青」という指示を受けたAIは、その通りの「青くよく分からない立体物」の画像を生成。確かに似たようなものを、数学の教科書で見たことあるような…。

2枚目の画像を見ると、生成されたAI画像が教科書の表紙に。出版社が「英愛出版」になっているという、遊び心も素敵です。

出所:@nal_333

使用したのは、「お絵描きばりぐっどくん」

@nal_333さんが今回「数学の教科書の表紙っぽい画像」を作るのに使用したのは、「お絵描きばりぐっどくん」というLINEアプリケーションです。

LINEの公式アカウントを友だち追加し、文章を送るだけで、AI画家「Stable Diffusion」を使って画像を生成してくれます。

1日あたりの枚数制限があるものの、「お絵描きばりぐっどくん」は無料で利用することができます。

なんかよくわからないけど美しいAI画像

LINEで文章を送るだけで画像が生成されるということですが、シンプルなぶん、自分が望んだ画像を作るのは簡単ではないよう。話題となった画像を投稿した@nal_333さんは、しっかりと数えてはいないものの、200枚は画像を生成したそうです。

投稿に至った画像のどこが気に入ったのか@nal_333さんに聞いてみると、「なんかよく分からないけど美しい感じが気に入っています」と語ってくれました。

続いて、完成した「英愛出版社」の教科書についてのこだわりを伺うと、「見た時に本物の数学の教科書っぽくなるようなデザインにこだわりました」と答えてくれました。

AI画像の完成には5時間かかった

取材の最後、画像の作成に要した時間を@nal_333さんに聞くと、「5時間くらいだと思います」との回答がありました。かなり試行覚悟された結果、あの見事な「よく分からない立体物」に辿り着くことができたんですね。

いかがだったでしょうか。今回はツイッターで話題の、AIで生成した「数学の教科書の表紙っぽい画像」について紹介しました。

@nal_333さんは他にも、ユニークな発想の作品を多数制作し、ツイッター上に投稿しています。気になった方はぜひ、@nal_333さんのツイッターアカウントをチェックしてみてください。

出所:@nal_333

参考資料

小野田 裕太