富士山の上に浮かぶ「ソフトクリームのような雲」の写真が、ツイッター上で大きな関心を呼んでいます。

投稿したのは、ツイッターユーザーの@seiuKさん。

当ツイートは、2023年5月12日時点で9500件を超えるいいねを集めており、「なんか、美味しそう」「いいなあ、見れた人羨ましいなあ」「合成じゃないんだ」「ラピュタの竜の巣?」などといった反応が多数寄せられています。

※ツイート写真は【写真2枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

富士山の上に浮かぶ謎のアイスクリーム?

「富士山の山頂にソフトクリーム浮いてたんですが、これなんでしょうか?」というコメントとともに投稿されたのは、空に浮かぶ雲を撮った1枚の写真でした。

コメントの通り、青い空にくるくると巻かれたソフトクリームのような雲が浮いています。なかなか見かけることのない形状の雲で、くっきりとした輪郭には、合成のような違和感があります。

「巨大ソフトクリーム」や「ミシュランマン」、ラピュタの「竜の巣」など、その正体にさまざまな疑惑?が持ち上がったこの雲。その正体は…。

富士山で撮影されたのはレンズ雲

このソフトクリームの正体は、「レンズ雲」という種類の雲だと思われます。レンズ雲には、表面が滑らかで輪郭がはっきりしているという特徴があり、写真のアイスクリーム雲も同様の見た目をしています。

山の付近にできやすいと言われるレンズ雲。山の上にできたものは「笠雲」とも呼ばれるのだそう。また、空に留まって動かないように見える様子から、「吊るし雲」との呼び名もあるそうです。

強風が形成に関わっていることから、レンズ雲を天気が崩れる予兆と見ることもできるといいます。@seiuKさんによると、この雲を見てから数時間後、実際に雨が降ったそうです。

富士スバルラインで「ソフトクリーム雲」に遭遇

写真を投稿した@seiuKさんに、この写真を撮影した経緯について聞いてみると、デートで「富士スバルライン5合目」に向かう途中で雲を見かけたと教えてくれました。

最初は山中湖のスワンボートに乗るつもりだったそうですが、強風のため断念。代わりに目をつけたアトラクションも強風で中止になってしまい、やっとのことで「富士スバルライン5合目」というスポットを見つけたのだとか。

強風のせいで当初の予定を断念し、強風のおかげで「ソフトクリーム雲」をみることができた@seiuKさん。「誰かが私達に素敵な景色をプレゼントしてくれたものだと思うことにします!」と前向きな心境を語ってくれました。

ちなみにソフトクリーム雲は、@seiuKさんが見つけてから1時間は、少なくともこの形状を維持していたのだそうです。

下山後はソフトクリームを購入

いかがだったでしょうか。今回はツイッターで話題の、「ソフトクリーム雲」について紹介しました。

雲を見て、「こんなに大きくてふわふわなソフトクリーム、あったら食べたいなぁ。いいなぁ」と思ったという彼女さん。

下山後には@seiuKさんが、ソフトクリームを買ってくれたのだそうです。

参考資料

小野田 裕太