インテリアに潤いと癒やしを与えてくれる観葉植物。ナチュラルなたたずまいが心を落ち着かせ、おしゃれなアイテムとして部屋を彩ってくれます。
みずみずしいグリーンは、明るいリビングだけでなく、キッチンやバスルームなどでも飾りたいものです。
今回は部屋ごとに観葉植物を飾るコツとオススメの品種を紹介します。
インテリアグリーンをオシャレに飾る「2つのコツ」
その1. 部屋ごとの環境に合ったグリーンを選ぶ
植物の生育には日当たり・風通し・湿気など、さまざまな要素が影響を及ぼします。日当たりを好む品種もあれば、強い日差しが苦手という品種も。
部屋の環境に合った植物を選ぶと、弱ったり枯れたりする心配も少ないので安心です。
その2. インテリアとテイストを合わせてオシャレ度アップ!
素朴でナチュラルな雰囲気、落ち着きのあるシックなイメージなど、テイストを決めて植物を選ぶと統一感がある部屋に。インテリアとコーディネートするとオシャレ度がさらにアップします。
家具や壁紙、カーテンなどに合わせて、植物の色合いや樹形、植木鉢の色や素材などを工夫しましょう。
【観葉植物】部屋別オススメ品種ガイド
【玄関】存在感のあるグリーンでお出迎え
玄関は訪問客にとって家の第一印象が決まるとも言える場所。できるだけ明るく爽やかな雰囲気にしたいものです。
ただ、日が当たりにくく冬は寒いので、耐陰性や耐寒性のある品種がオススメ。色鮮やかな葉色で、葉が大きく背の高い観葉植物は存在感バツグンです。
縦長タイプの植木鉢に植えれば、玄関の出入りを邪魔することもありません。スラリと縦に伸びて横に広がり過ぎない樹形を選びましょう。
玄関にオススメの観葉植物は、ゴムの木・シェフレラ・ドラセナ・ストレリチアなど。ゴムの木は光沢のある美しい大きな葉が魅力。シェフレラは「カポック」という名前でもよく知られています。
【リビング】定番の大鉢や壁掛けタイプがオススメ
家族がくつろぐだけでなく、訪問客をおもてなしする場所でもあるリビング。ゆったりと居心地のよい雰囲気に演出したいものです。
リビングにはシンボルツリーとなるような大型の観葉植物を中心に、個性的なフォルムやキレイな葉色の植物をレイアウトするとオシャレです。
ハンギングで窓辺に吊り下げると、窓から吹く風で葉が揺れて涼しげ。白い壁が大きく広がっているところには、壁掛けタイプの鉢をアート作品のように飾るのもよいでしょう。
リビングのシンボルツリーにオススメの観葉植物は、エバーフレッシュ・モンステラ・パキラなど。壁には杉板に着生したビカクシダもオススメです。
【キッチン】爽やかな清潔感を添えるミニグリーン
キッチンは料理を作ったり洗い物をしたりする場所なので、効率的に動けるように観葉植物はミニサイズのものが適しています。食品を扱うので清潔な環境を保つことも大切。
土が入った鉢を置きたくない場合は、観葉植物をコップなどに挿して飾るのもよいでしょう。土の代わりにハイドロカルチャーという人工土壌を使う方法もあります。
光が差し込まずやや暗い場所にあることが多いため、日陰でも育つ品種がオススメです。小窓があれば窓辺に置いて、できるだけ光を当ててあげましょう。
キッチンにオススメの観葉植物は、ヘデラ・ガジュマル・ペペロミア・ポトスなど。ヘデラは葉の形や模様が多種多様で、水挿しにしても育てられます。
【バスルーム】シダ類のグリーンがぴったり
一日の疲れを癒やすために、リラックスして過ごすバスルーム。みずみずしいグリーンを見ながら、ゆったりとお風呂につかるのは至福のひとときです。
バスルームに適しているのは光が少ない場所でも育ち、湿気にも強い品種。熱帯のジャングルなどに自生するような植物がよいでしょう。
床置きするとシャワーがかかって土が流れ出たり、ソープやシャンプーの泡がかかったりすることも。小ぶりの鉢植えやハンギングにして、高い位置に飾りましょう。
バスルームにオススメの品種は、アジアンタム・トキワシノブ・ツデー・シンゴニウムなど。シダ類の観葉植物は高い湿度を好むので、バスルームに最適です。
【寝室】葉の大きなグリーンでくつろぎの空間に
寝室は一日のうち多くの時間を過ごす部屋。観葉植物を見ながらくつろぐと、穏やかな気持ちになりゆっくり眠れそうです。
長い時間閉め切ることが多い寝室は、どうしても空気が汚れがち。植物は二酸化炭素を吸収して酸素を発生させるので、空気清浄の役割も果たしてくれます。
寝室にオススメの品種は、パキラ・アンスリウム・カラテア・ディフェンバキアなど。大きな葉に安定感があり、葉の蒸散作用で空気の乾燥も防げます。
まとめにかえて
リビングだけでなく家中のさまざまな場所に飾って楽しめる観葉植物。部屋の環境に合った品種を選べば、手間をかけなくても簡単に育てられます。
空気清浄や保湿の効果も期待できる観葉植物を部屋ごとに飾って、豊かなグリーンライフを楽しみましょう。