「猛毒を持つカニの赤ちゃん」がツイッター上で話題になっています。
投稿したのは、ツイッターユーザーの@K_theHermitさん。
当ツイートは2023年5月11日時点で5万8000件を超えるいいねを集めており、「ちっちゃくてかわいい」「こんなにかわいいのに猛毒なのか」「海で遊ぶときには気を付けなきゃ…」と多くの反響が寄せられています。
※ツイート写真は【写真3枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております
指乗りサイズでかわいいカニの赤ちゃん
「このサイズでも食べたら死ぬっぽい」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められていたのは、指の上に乗せられるほど小さなカニの赤ちゃん。小さくて甲羅はつやつやでとてもかわいらしいですが、投稿には恐ろしい言葉も…。
これだけ小さくても人を死に至らしめる可能性があるとは、一体どんなカニなのでしょうか?
猛毒を持つ「スベスベマンジュウガニ」
写真に収められていたのは、「スベスベマンジュウガニ」の赤ちゃん。ユニークな名前の通り、すべすべでまんじゅうのように丸い甲羅が特徴のカニです。
名前と見た目はかわいらしい「スベスベマンジュウガニ」ですが、実は体内に猛毒を持つ危険生物。毒の成分や量は生息地によって異なるものの、食べると死に至る可能性があるほどの猛毒を持っています。
投稿主の@K_theHermitさんによると、そんな危険な「スベスベマンジュウガニ」は日本でも房総半島以南ではよく見られるとのこと。
もし海でのレジャー中に見つけても絶対に食べたりしないようにしましょう。
磯遊び中に発見した「スベスベマンジュウガニ」
大きな話題を呼んだ「スベスベマンジュウガニの赤ちゃん」。
投稿主の@K_theHermitさんに詳しい話を伺うと、写真のスベスベマンジュウガニは磯遊びをしていたきに発見したとのこと。
その日は1時間程度で数匹の「スベスベマンジュウガニ」を見つけたそうです(写真赤丸がスベスベマンジュウガニ)。
海洋生物の観察を行う@K_theHermitさんにとっては見慣れたスベスベマンジュウガニでしたが、写真に収めた赤ちゃんガニについては「このサイズは私としてもレアでしたので、見つけた記念に指乗り写真を撮った次第です」と話してくれました。
スベスベマンジュウガニは触る分には問題ないそうですが、念のため触ったあとには手を洗ったほうがいいとのこと。毒の有無に関わらず、「野生の生物に触った後は手を洗うのが大事です」とも説明してくれました。
このサイズでも食べたら死ぬっぽい pic.twitter.com/P0mSJIisOw
— でんか (@K_theHermit) May 4, 2023
海の生き物の写真や情報を投稿中
いかがだったでしょうか。今回は、ネットで話題になっている「スベスベマンジュウガニ」を紹介しました。
投稿主の@K_theHermitさんは、海に潜ってさまざまな生き物を撮影する活動をしていてます。
ツイッターアカウントでは興味深い海の生き物の写真や豆知識が投稿されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太