注文住宅はゼロから家づくりをするため、間取りや設備を決めるのに多くの人が悩むでしょう。
設計のタイミングでは不要だと思ったものの、住んでみると「あれば良かった」と後悔するケースがあります。そして、その逆もしかりです。
国土交通省の「令和5年2月分着工新設住宅戸数」によると、2023年2月に全国で着工した新築注文住宅の戸数は1万8368戸にもおよび、多くの注文住宅が建てられています。
実際に注文住宅を建てた人は、どのようなものが「あれば良かった」と後悔しているのでしょうか?
今回の記事では、岡山県で2100万円の注文住宅を建てた30代夫婦の体験談を紹介します。
注文住宅に住んで「あれば良かった」と感じたこと4選と、必要がなくて後悔したことをお話いただいたので、ぜひ最後までご覧ください。
注文住宅で「あれば良かった」と後悔したこと4選
まずは、岡山県で注文住宅を建てた30代夫婦が、「あれば良かった」と後悔したこと4選を紹介します。
1. コンセント
「実際に生活を始めてみると、コンセントが足りなかったです。ここにもほしかった、ここにはいらなかったなど、住んでから気づくことが多く、もっと考えて決めたら良かったです」とご夫婦は言います。
コンセントの位置や数は、注文住宅を建てた人がよく後悔するポイントです。
コンセントで後悔しないためには、以下のポイントをおさえておきましょう。
- コンセントの使い道を考えて位置や高さを決める
- 家具や家電の配置を決めておく
- 今住んでいる家のコンセント位置などを参考にする
- コンセントが埋まる場所は口数を増やす
とくにキッチンは調理器具などでコンセントを使うものが多いため、余裕を持って設置しておくと良いでしょう。
コンセントを設置するか迷った場合は、とりあえず設置しておくのが無難です。
2. 来客用の玄関
「来客用と家族用で玄関を分ければ良かったです。家族の靴が常に散乱していて、来客の際に気になってしまいます」とご夫婦は言います。
玄関を来客用と家族用に分けるメリット・デメリットを表にまとめました。
玄関を分けることで、スッキリした玄関で来客を迎えやすくなります。その分、家族用の玄関では収納を充実させられます。
しかし、玄関が2つになると掃除の手間も増えるため、希望に沿って検討しましょう。