大学・大学院卒の部長の比率

さて、部長についてはどうでしょうか。サラリーマン経験を振り返っても部長になれる比率はかなり低いという印象があります。実際の数字ではどうでしょうか。

  • 25-29歳:0.0%
  • 30-34歳:0.2%
  • 35-39歳:0.8%
  • 40-44歳:2.7%
  • 45-49歳:7.2%
  • 50-54歳:14.1%
  • 55-59歳:17.3%
  • 60-64歳:13.9%
  • 65歳以上:12.2%

「同期のあいつは部長に出世した」という話もありますが、このデータを見る限り、同じ年齢階層でも2割ほども部長にまで昇進していないということが分かります。

「同期のあいつは部長まで行ったが、おれは課長止まり」というような表現も聞きますが、データを振り返ると、次のようなことが分かります。

たとえば、定年退職目前の大学・大学院卒の55-59歳の年齢階層で見た時に、部長の比率が17.3%、課長の比率が16.6%となっています。

役職比率は合計すると33.9%となり、全体の3分の1が役職者でありますが、裏を返せばそれ以外は役職にはついていないということになります。