新NISA「つみたて投資枠」と「成長投資枠」どう利用する予定?

現行のNISAは、以下のように「一般NISA」と「つみたてNISA」にわかれています。

現行のNISA制度「一般NISA」

  • 年間非課税枠:120万円
  • 非課税保有期間:5年間
  • 投資可能商品:上場株式、公募株式投資等

現行のNISA制度「つみたてNISA」

  • 年間非課税枠:40万円
  • 非課税保有期間:20年間
  • 投資可能商品:投資信託やETF

一般NISAとつみたてNISAは併用できず、どちらかを選ばなければなりませんでした。

しかし新NISAでは、「成長投資枠(現行の一般NISA)」と「つみたて投資枠(現行のつみたてNISA)」に変わり、併用しての利用が可能になる予定です。「積立投資も、株式投資もしたい」という方にとって利用しやすくなるでしょう。

では、みなさん新NISAをどのように利用する予定でしょうか。

出所:Instagram「limo.media」

新NISAには「成長投資枠(現一般NISA)」と「つみたて投資枠(現つみたてNISA)」があります。利用予定の方はどのように利用したいですか?

  • 成長投資枠のみ利用: 2票(9%)
  • つみたて投資枠のみ利用:10票(43%)
  • 併用する:2票(9%)
  • 未定:9票(39%)

※回答率:13.6%

最も多いのが「つみたて投資枠のみ利用」で43%となりました。

日本証券業協会の「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年9月30日現在)について」によれば、証券会社におけるNISA口座数は2022年9月末で一般NISAが678万口座、つみたてNISA口座が466万口座です。

一般NISAの口座数のほうが多いですが、同資料によれば一般NISAの口座数は2014年末より2022年9月末まで500~700万台の口座数で推移しています。

一方でつみたてNISAは2018年末に53万口座、2020年末に172万口座、2022年9月末に466万口座と年々増加しているのがわかります。

つみたてNISAは毎月一定額を長期間積み立てる積立投資で、少額から運用できるためはじめやすく、若い世代からも注目を集めています。そのような投資のしやすさも影響しているのかもしれません。

次に「未定」が約4割と多く、「成長投資枠のみ利用」と「併用する」は約1割ずつとなりました。