コストが上がっても値上げはできない

大きな話題を呼んだ、銭湯のひと月172万円ものガス料金。

投稿をした「押上温泉 大黒湯」に明細を見たときの心境を聞いてみると、「間違いではないか、機械周りの不具合ではないかと思いました」と話してくれました。

前述の通りガス料金は昨年と比べて100万円もの増加。倍以上の金額を請求されることになるので、間違いだと感じても無理はありません。

これほど光熱費が高騰していると料金の値上げも検討せざるを得ないように思いますが、一般公衆浴場、いわゆる銭湯の入浴料金を決めているのは行政。事業者個人での値上げはできません。

東京都では昨年8月に協議会の決定で入浴料金が20円引き上げられて500円になりましたが、それでもこのガス代高騰を考えると「とても厳しい」とのことでした。