1. 1月20日発表の2023年度の公的年金額

厚生労働省は2023年1月20日、2023年度(令和5年度)に受け取る年金が、物価の上昇を踏まえ増額すると発表しました。

4月より改定され、反映されるのは4月・5月分の年金をまとめてもらう6月分からとなります。どのくらい増えるのかは次のとおりです。

出所:厚生労働省「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」

1.1 自営業者や主婦などがもらう国民年金の受給額

  • 新規裁定者(67歳以下の方)の満額:月6万6250円(1434円・2.2%増)
  • 既裁定者(68歳以上の方)の満額:月6万6050円(1234円・1.9%増)

1.2 厚生年金

  • 夫婦2人分老齢基礎年金含む満額:月22万4482円(4889円・2.2%増)

夫は40年会社で就業、その間の平均的な収入が43万9000円、妻は専業主婦という夫婦がモデルケースになっています。