使わずに後悔したスペース

静岡で注文住宅を購入した40代の夫婦から、不要なスペースを作ってしまった後悔について教えてもらいました。

部屋数を増やしすぎた

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「部屋数を増やしすぎてしまいました。子どもには各部屋をあたえて夫婦も各部屋を作り、さらには客室や趣味の部屋なども作りました。しかし、妻は自分の部屋を使わないし、趣味の部屋も必要ありませんでした。」とご主人は言います。

国土交通省が2020年2月に公表した「平成30年住生活総合調査」によると、子育て世代が考える住居に関して重要と思う項目では、「日当たり」「広さや間取り」「地震時の安全性」が上位となりました。

この結果から、多くの人が住居の広さや間取りを重要視していることがわかります。

しかし、結果的に使わなければ後悔してしまう原因となるので、本当に必要かどうか慎重に考えたうえで間取りを設計しましょう。

ベランダを広くしすぎた

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「大きなベランダを作ってしまったことを後悔しています。布団を干す時など、何かと広い方が便利だと思い、ベランダのスペースを広く作りました。しかし、布団を干す以外は使うことがなく、もったいなかったです。」と夫婦は言います。

ベランダを広くすると、その分部屋や収納などのスペースが狭くなってしまいます。

全体のバランスを考えるのは難しいですが、モデルハウスの内覧をしたり、実際にどれだけのスペースが欲しいか調べたりして、なるべく具体的にイメージしておきましょう。

図書スペースがいらなかった

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「図書スペースが必要ありませんでした。本が大量にあったので、専用のスペースを設けて座れるスペースを作りましたが、実際はまったく使っていません。無駄なお金を使ってしまいました。」と夫妻は言います。

注文住宅を建てる予算には限度があるため、何にどの程度費用を充てるか考えておくと良いでしょう。