3. 資産寿命を伸ばす方法

公的年金だけでは豊かな老後の生活を送れないのであれば、貯蓄などの資産寿命をのばすことになります。

資産寿命を伸ばすためには、主に3つの方法があります。

  1. 65歳以降も収入を得る
  2. 資産運用をしてお金を増やす
  3. 節約をする

貯蓄額が少なくても収入を得られれば、貯蓄を取り崩さずに生活ができます。また貯蓄を取り崩すとしても、取り崩すスピードを緩やかにできるでしょう。

「人生100年時代」といわれている今、65歳以降の方の多くが仕事をしています。総務省統計局によると2021年時点で65~69歳の方の50.3%、70歳以上の方の18.1%が仕事をしています。

出所:総務省「2.高齢者の就業」

このように高齢者といわれる年齢になっても多くの方が仕事をしているのがわかります。

収入が多くなると受け取る年金額が減る場合もあるので、どのくらい稼ぐかには注意が必要ですが、資産寿命を伸ばすために仕事をして収入を得るのは選択肢の1つでしょう。

また、運用をしてお金を増やすのも方法の1つです。しかし、投資の場合はリスクがあるので注意が必要です。

最近ではつみたてNISAやiDeCoといった、運用益にかかる税金が非課税になる制度もありますので、まずは情報収集をしてみるといいでしょう。

節約に関しては、物価が上昇している今多くの家庭が実践しているかもしれませんが、過度な節約はやめましょう。

過度な節約をしてしまうと、大きなストレスがかかってしまうので、無理のない範囲で続けられる節約をするといいでしょう。

たとえば格安スマホに変えたり、電気やガスの会社を変えたりして固定費の削減をおこなうと、無理なく節約が続くでしょう。

固定費の節約は一度行えばずっと効果がありますので、ぜひ検討してみてください。