年末調整で提出する必要書類は3種類!

年末調整の際に、会社に提出する書類は基本的に下記3種類です。

  • 給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書
  • 給与所得者の保険料控除申告書
  • 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

上記の書類を期日までに会社に提出すると、会社が必要書類を作成し、管轄の税務署へ申告を代行してくれます。

提出した書類に記入ミスや漏れがある場合は、自分で確定申告しなければいけない可能性があるため、不備がないように気をつけましょう。

次章では、各申告書の書き方について、わかりやすく解説しているので参考にしてください。

年末調整の書類の書き方を申告書ごとに解説

年末調整時に提出する必要がある申告書の書き方について解説します。記入する書類は3種類で、それぞれ下記の申告を行う目的で記入し提出します。

国税庁の資料をもとに筆者作成

 

「給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」の書き方

「給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」は、下記の申告書を指します。

出所:国税庁「《記載例》令和4年分給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」

 

①には、あなたの氏名、住所を記入します。

②は、給与所得者の基礎控除申告をする場合に記入します。
基礎控除は、合計所得が2500万円以下であれば誰でも対象となるので、該当する場合は記入しましょう。

③は、給与所得者の配偶者控除または配偶者特別控除の申告をする場合に記入します。
上記の控除額は、給与所得者の合計所得金額および配偶者の合計所得金額によって異なります。
合計所得金額を求めたうえで「控除額の計算」の表をみながら、控除額を記入しましょう。

④は、所得金額調整控除を受ける際に記入します。
ただし、本年中の給与の収入金額が850万円以下の場合は、適用外となるため記入する必要はありません。