収納スペースが足りない

デザインや部屋の広さを重視するあまり、収納スペースが少なかったと入居後に感じる方がいます。

2021年5月20日に株式会社NEXERが発表した「注文住宅に関するアンケート」において、注文住宅で失敗した設備や場所の1位が「収納・クローゼット」となりました。

その多くの意見が、「収納スペースが足りなかった」とのことです。収納スペースが足りなくて後悔しないために、どこに何を収納するかイメージしたり、必要な収納スペース量を計算したりして収納スペースを決めましょう。

また、ウォークインクロゼットは人が歩くデッドスペースが広いため、想定よりも収納量が少なかったと後悔するケースもあるので注意が必要です。

家事動線が悪い

家事動線が悪い間取りになると、効率が悪くなってしまい後悔の原因となります。

たとえば、水回りがバラバラに配置されていると、家事の動線が長くなり、労力がかかってしまいます。他にも、アイランドキッチンはおしゃれな反面、作業スペースがリビングから丸見えとなり、こまめに片付けなければなりません。

間取りの特徴を十分に理解して、自分の性格にあった間取りであるか、家事動線に問題はないかなど、入居後の生活をイメージしたうえで間取りを決めると良いでしょう。

快適性が低い

流行りの間取りで紹介したリビング階段や吹き抜けなどには、以下のデメリットがあります。

  • エアコンの効きが悪くなる
  • 料理の臭いが家中に充満しやすくなる
  • 音が反響しやすくなる
  • 照明の取り替えが大変

これらのデメリットをきちんと対策しなければ、快適性が低くなってしまうでしょう。

対策方法としては、断熱性や気密性を高めたり、換気能力を上げたり、照明を壁付けのものに変更したりなどする方法があります。後悔する可能性をなるべく減らしましょう。

予算オーバーとなる

人気の間取りを採用した結果、予算オーバーとなるケースも少なくありません。流行りの間取りにするには、基本的に追加で費用が発生します。

もし予算オーバーとなった場合は、本当に必要なものかどうかを見直し、優先度が低いものから削るようにしましょう。