庭に植えっぱなしでも毎年繰り返して花を咲かせる多年草(※編集部注)。なかには寒さに弱い品種もありますが、ほとんどは耐寒性があり、冬の寒さにじっと耐えながら春が来るのを待ち続けます。

冬には地上部が枯れてなくなってしまうタイプもあれば、葉をそのまま維持するものもあり、品種や地域によって冬の状態はさまざま。

今回は多年草のタイプ別に冬越し対策のコツを紹介します。植えっぱなしで冬越しするオススメ品種も見ていきましょう。

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Liudmyla Liudmyla/istockphoto.com

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【※参考記事】【ガーデニング】春に咲く多年草は「秋植え」がおすすめ!その理由とは

【タイプ別】多年草の冬越し対策

地上部が枯れるタイプ

  • エキナセア、スズラン、ガウラ、アスチルベなど

花が咲き終わって秋になると、葉や茎などの地上部が茶色っぽくなります。一見枯れたように見えますが、根や球根は地中で生存。春にはまた葉を茂らせます。

春に枯れた葉と新葉が交り合うと見た目が悪くなるので、冬は根元から刈り取るのがオススメ。寒さが厳しい地域では、霜よけ用に枯れた葉をそのままにしておいてもよいでしょう。

アスチルベ2/16

アスチルベ

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地上部が残るタイプ

  • ゲラニウム、アジュガ、宿根サルビア、ジギタリスなど

冬の間葉はやや色あせますが、地上に葉を残すタイプ。残った葉で光合成をおこない養分を貯蓄します。咲き終わった長い花茎や枯れた葉だけを切り取っておきましょう。

晩秋にはすでに株元から新芽が出ていることもあります。寒さで新芽が傷まないように、腐葉土などで株元にマルチングをすると安心です。

アジュガ3/16

アジュガ

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常緑タイプ

  • セラスチウム、ヒューケラ、イベリス、ヤブランなど

冬もそのまま葉を残す常緑タイプは、冬の間もキレイな葉色を楽しめます。花が咲かない時期も庭を彩ってくれるので、ガーデナーにとっては心強い味方。

ヒューケラ4/16

ヒューケラ

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春には新しい葉が伸びてくるので、春先に軽く刈り込んでおきましょう。新芽がのびのびと生育し、草姿もコンパクトにまとまります。

植えっぱなしで冬越しする多年草・オススメ品種6選

エキナセア

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Iva Vagnerova/istockphoto.com

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丸く盛り上がった花芯部を、放射状に細い花弁が囲む花姿が個性的なエキナセア。ハーブの一種で、原産地のアメリカでは先住民が薬草として利用していました。

咲き開くにつれてしだれる花弁や、開花後に黒いボールのようになって残る花芯部など、さまざまに変化する花姿が楽しめます。※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

ガウラ

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Elena Sapegina/istockphoto.com

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ガウラは細長く伸びた茎の先端に咲く花が可憐。風が吹くとまるでチョウが飛び回っているかのようです。花期が長く、春から晩秋まで次々と開花します。

見た目はきゃしゃですが、耐暑性や耐寒性が高く強健な性質。秋に枯れた茎を短く切り戻しておくと、春にはまた株元から新芽が伸びてきます。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

ナチュラルガーデンに似合う多年草「ゲラニウム&宿根サルビア」

ゲラニウム

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Orest Lyzhechka/istockphoto.com

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和名では「フウロソウ」とも呼ばれるゲラニウム。4月~6月にかけてブルーや紫、ピンクのカワイイ花を咲かせます。野趣あふれる花姿でナチュラルガーデンには欠かせない多年草。

深い切れ込みが入った葉もキレイで、花が少なくなった寒い季節も地上に残ります。※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)

宿根サルビア

サルビア・ガラニチカ11/16

サルビア・ガラニチカ

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サルビア・レウカンサ12/16

サルビア・レウカンサ

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サルビアには一年草と多年草があり、品種が豊富。サルビア・ガラニチカやサルビア・レウカンサなどの宿根サルビアは、植えっぱなしにできるので人気を集めています。

春から晩秋まで開花時期は種類によってさまざま。ブルーや紫の鮮やかな花色が多く、スタイリッシュな草姿が魅力的です。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

春の開花が待ち遠しい!「セラスチウム&イベリス」

セラスチウム

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Iva Vagnerova/shutterstock.com

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ほふくして広がり一面に咲く白い小花が愛らしいセラスチウム。細かい毛におおわれたシルバーリーフは常緑で冬も残ります。光が当たると銀色に輝き、寒い季節にピッタリ。

日当たりを好みますが夏の暑さはやや苦手です。蒸れにも弱いので乾燥ぎみに育てましょう。夏をうまく乗り越えれば、毎年元気に咲き続けます。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

イベリス

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Aleksey Gromov/istockphoto.com

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Iberis/istockphoto.com

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イベリスは甘い香りとコロンとしたカワイイ花姿が魅力。草丈20~40センチでコンパクトにまとまるので、花壇の手前や寄せ植えに向いています。

花色は白やピンク、紫など。花つきがよく、満開時には株全体をおおうように花が咲き誇ります。高温に弱いので、夏に強い日差しが当たらない場所で育てましょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

寒さに強い多年草はローメンテナンスで育てやすく、初心者にもオススメです。ただ近年では雪が少ない地方に大雪が降ったり、朝夕は気温が零下になったりすることも。

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ElkeS Photographic Design/istockphoto.com

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いくら耐寒性があるといっても、極寒の中では植物も体力を消耗してしまいます。マルチングや寒冷紗で寒さ対策を万全にして、春にまたカワイイ花が咲くのを楽しみに待ちましょう。