【タイプ別】多年草の冬越し対策

地上部が枯れるタイプ

  • エキナセア、スズラン、ガウラ、アスチルベなど

花が咲き終わって秋になると、葉や茎などの地上部が茶色っぽくなります。一見枯れたように見えますが、根や球根は地中で生存。春にはまた葉を茂らせます。

春に枯れた葉と新葉が交り合うと見た目が悪くなるので、冬は根元から刈り取るのがオススメ。寒さが厳しい地域では、霜よけ用に枯れた葉をそのままにしておいてもよいでしょう。

アスチルベ

Tatiana Terekhina/istockphoto.com

地上部が残るタイプ

  • ゲラニウム、アジュガ、宿根サルビア、ジギタリスなど

冬の間葉はやや色あせますが、地上に葉を残すタイプ。残った葉で光合成をおこない養分を貯蓄します。咲き終わった長い花茎や枯れた葉だけを切り取っておきましょう。

晩秋にはすでに株元から新芽が出ていることもあります。寒さで新芽が傷まないように、腐葉土などで株元にマルチングをすると安心です。

アジュガ

igaguri_1/istockphoto.com

常緑タイプ

  • セラスチウム、ヒューケラ、イベリス、ヤブランなど

冬もそのまま葉を残す常緑タイプは、冬の間もキレイな葉色を楽しめます。花が咲かない時期も庭を彩ってくれるので、ガーデナーにとっては心強い味方。

ヒューケラ

Karin de Mamiel/istockphoto.com

春には新しい葉が伸びてくるので、春先に軽く刈り込んでおきましょう。新芽がのびのびと生育し、草姿もコンパクトにまとまります。