50代となると、住宅ローンの支払いやお子さんの大学進学など、出費のかさむイベントが多い時期でもあります。
そんな50代ですが、実際に借金はどのくらいあるのでしょうか。
今回は金融広報中央委員会のデータから、50代の気になる借金事情について解説していきます。金額はどのくらいか、そして借金の理由なども詳しく見ていきましょう。
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1. 50代で借金がある世帯は4分の1以上
まず、50代世帯で借金がある世帯の割合をどのくらいか見ていきましょう。
- 借入金がある:26.8%
- 借入金がない:73.2%
借金があるのは4分の1程となりました。
2. 50代の借金は平均いくら?
次に、借金があると回答した世帯について、具体的な金額はどのくらいかも見ていきます。
- 平均:1421万円
- 中央値:1000万円
2.1 50代の借金の分布
- 50万円未満:3.8%
- 50~100万円未満:6.9%
- 100~200万円未満:7.7%
- 200~300万円未満:5.8%
- 300~500万円未満:7.3%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:6.5%
- 1000~1500万円未満:13.5%
- 1500~2000万円未満:13.1%
- 2000万円以上:27.7%
- 無回答:1.5%
50代で借金がある世帯のうち、割合が大きかったのは1000~1500万円未満、1500~2000万円未満でともに13%以上となりました。
4分の1以上が、1000万円台の借金を抱えていることになります。
3. 50代の借金「住宅ローン残高」の平均1209万円
次に、借金があると回答した世帯の住宅ローン残高も見ていきます。
- 50万円未満:0.8%
- 50~100万円未満:1.9%
- 100~200万円未満:1.9%
- 200~300万円未満:1.9%
- 300~500万円未満:3.5%
- 500~700万円未満:5.4%
- 700~1000万円未満:5.8%
- 1000~1500万円未満:14.2%
- 1500~2000万円未満:14.6%
- 2000万円以上23.1%
- 無回答(ゼロも含む):26.9%
無回答(ゼロも含む)を除くと、割合が多かったのは、1000~1500万円未満、1500~2000万円未満でともに14%以上となりました。
先述した、借金がある世帯の、借金の合計金額のレンジと同じであることがわかります。
つまり、50代で借金がある世帯は、そのほとんどが住宅ローンで占められていると予想できます。
4. 50代の借金の目的「住宅の取得や増改築」半数を占める
同調査では、借金がある50代世帯について、借金の目的についても聞いています。その結果は下記の通り。
- 医療費や災害復旧資金:3.8%
- こどもの教育・結婚資金:13.1%
- 住宅の取得または増改築などの資金:50.8%
- 日常の生活資金:18.1%
- 耐久消費財の購入資金:15.0%
- 旅行、レジャーの資金:5.8%
- 株式等金融資産への投資資金:1.9%
- 土地・建物等の実物資産への投資資金:4.6%
- 相続税対策の資金:0.4%
- その他:16.9%
圧倒的に多かったのが、やはり住宅の取得または増改築などの資金で半数を超えました。
ついで耐久消費財の購入資金やこどもの教育・結婚資金となっています。
5. 50代になる前に貯蓄を
今回は、50代の借金事情について解説してきました。
借金がある世帯のうちでは、1000万円を超える金額を抱えている世帯が多いことがわかりました。ただ、そのほとんどが住宅ローン等であることが予想されますね。
また、借金の理由としては、住宅資金のほかに、子どものためという家庭も多いことがわかりました。
住宅費用や子どもの教育費など、50代は何かとまとまった出費がかさむタイミングなのかもしれません。
今、50代より前の世代の人は、先を見据えて早めに貯蓄をコツコツ進めておくといいでしょう。
参考資料
齊藤 慧
