4. 厚生年金や国民年金の受給予定額を知る方法2選

それでは、厚生年金の受給予定額を確認する方法をご紹介します。

4.1 年金受給額を知る方法1:ねんきんネット

ねんきんネットであれば、最新の年金記録をいつでも見ることができ、「将来受け取る老齢年金の見込額」を試算することができます。登録方法は以下の2つです。

  • ユーザーIDの取得:基礎年金番号やメールアドレスを利用
  • マイナポータルへの連携:マイナンバーカードを利用

ねんきんネットにログインすれば、将来の年金額を定期的にチェックすることができ、老後資金計画をたてるのに便利です。

4.2 年金受給額を知る方法2:ねんきん定期便

ねんきん定期便は誕生月に郵送されますので、捨てずにしっかり確認しましょう。

50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた年金額」が表示されます。50歳以上になると「年額の見込額」が記載されます。

出典:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」

出典:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」

これらの方法で年金額がわかれば、必要な老後資金が分かりやすくなりますね。

5. 男性の65%は月15万円以上だが、年金だけで安心?

ここまで厚生年金について確認してきました。

男性であれば、平均受給額は16万4742円で、全体の65%が15万円以上を受給しています。

しかし、現役の月収と比べ、差を感じる人は老後資金の準備を始めたほうがいいでしょう。

今は、つみたてNISAやiDeCoなど国の推進する制度もありますので、これまでより、自分のマネープランの幅も広がっています。

これらの制度を含め、自分自身に合ったプランを見つけて、資産形成をスタートしましょう。

参考資料

足立 祐一