40~50代「老後資産」を作るには

現役世代の人は、「退職の計画についてはその時が来てから」と老後について後回しにしてしまいがちなもの。

しかし、退職後は、働いていたときよりも収入が減ったり、病気やけがで思わぬ出費が増えたりすることがあります。

金銭的な不安を抱えたまま老後を迎えないようにするにはどうすればいいのでしょうか。ご自身が働くという方法もありますが、お金に働いてもらう「資産運用」も視野に入れてみるといいでしょう。

ここからは、老後の貯蓄を資産運用で作るときの3つのポイントを紹介します。

老後の貯蓄を作るポイント1. 長期・積立・分散で運用

老後の貯蓄を作る重要なキーワードは、「長期、貯蓄、分散」です。

金融商品は価格が日々変わるため、一括で大きな金額を購入すると、価格が下がったときに大きな損失を被る可能性があります。

一方、定期的に積立投資をするなら、「価格が高いときは少なく、価格が低いときは多く」購入することになります。

購入時期を分散させることで、購入単価が平均化され、価格変動の影響を受けにくくなるのです。

老後の貯蓄を作るポイント2. 世界株式に目を向ける

資産を形成するときは、成長する資産に着眼することが大切です。成長が期待される分野を選ぶことが重要です。

たとえば、世界株式などの成長資産を年率6%で運用した場合、12年で資産が2倍になります。

長期的に、今後も成長可能性がある世界経済をみるといいでしょう。

老後の貯蓄を作るポイント3. 投資と保障のバランスを取る

長期投資をしたいなら、定期的な収入が必要です。

投資貯蓄が枯渇すると、投資を継続することが難しくなる可能性があります。

病気や怪我などで一時的に大きな出費が発生する可能性はいつでもあります。

突然の収入減や病気などのリスクに備えて、生活をまかなうための最低限の金額を用意しておくとよいでしょう。