1. 厚生年金の平均受給額の誤解しやすい3つのポイント

厚生年金の平均受給額は月額で約14万円です。しかし、ここには誤解しやすいポイントが3つ含まれています。

1.1 厚生年金受給額は「国民年金込」の金額!

厚生年金は2階建てだと聞いたことがあるかもしれません。

出典:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

「厚生年金の受給月額」と聞くと、2階部分だけの金額で国民年金分は別途もらえるように感じるかもしれません。

しかし、厚生労働省などが公表する厚生年金の受給月額は「国民年金を含んだ金額」で算出されます。公的年金は老後資金の土台なので、大きなポイントです。

1.2 厚生年金は報酬比例制で個人の差が大きい

全員一律の保険料を納め、加入月数が受給額に影響する国民年金に対し、厚生年金は報酬比例制の年金となっています。

支払う保険料は個人の収入に応じて変わり、将来受け取る年金は支払った保険料と加入期間に影響されます。

そのため、受給月額が1万円程度という方から、30万円を超える方まで大きな差が生まれるのです。

1.3 厚生年金の男女格差

先述した通り、厚生年金は「収入」「加入期間」が受給額に影響します。

そのため、結婚や出産などで働き方を変えることの多い女性は、年金受給額が少なくなるケースも多くあります。

フルタイム勤務からパートや専業主婦など、家庭の方針によって働き方を考える場面もあるかと思いますが、老後の年金という観点を取り入れてもいいかもしれません。