富裕層が「あえてやらない」こと3.自分の習慣に執着する

習慣は既に身についているものなので、強い意志がなければ辞めることはできません。長く続いた習慣ほど特に辞めにくいでしょう。

そもそも自分のもっている習慣に疑問を感じる人も少ないものです。

しかし富裕層には、長年続けていた習慣をすっぱりと辞める意志と行動力があります。たとえば若い頃はタバコを吸っていた人でも、体に悪くてお金のムダと気付きすぐに辞めたという方もいました。

長年の習慣でもよくないと気づけばすぐに辞める意志がある一方で、良いと思ったものは新たに自分の習慣にしてしまう力があるのも富裕層です。その姿勢はいくつになっても変わらない印象を抱きました。

富裕層が「あえてやらない」こと4.絶対損はせず、大きく勝とうとする

投資をはじめる際、小さなリスクは許せない一方で、大きなリターンを期待してしまうという方は多いのではないでしょうか。「絶対損はしたくないけど利益はほしい」「最安値で買って最高値で売りたい」と考える方も多いものです。

しかし実際にはプロの投資家であっても損はするもの。筆者が勤務していた時代には、予想があたるのはプロでも6割程度と言われていました。

「絶対に損をしない」「大きく儲ける」なんて考えてしまうと、ストレスを感じたり落ち着かなくなり、冷静な判断が下せません。

「頭と尻尾はくれてやれ」なんて格言もありますが、富裕層は70%くらいのパフォーマンスを目指す一方で、大きく損をしないことも大切にします。

これは投資だけでなく、他のことにも通じるでしょう。

何にでもリスクはありますし、絶対に損をしないなんてことはありません。大きく損をせず、ある程度のパフォーマンスを目指すことは他のことでも大切かもしれませんね。