日本の「貯蓄ゼロ」世帯は22.0%!貯蓄の平均・中央値はいくら?

総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2021年における二人以上世帯の日本人の貯蓄額の平均は1880万円です。

出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

このうち勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合54.9%)について絞ると、貯蓄現在高の平均は1454万円という結果に。

出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

平均貯蓄額を見て、十分な貯蓄がある人は多いと感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、多くの人たちの懐事情は上述の結果よりもシビアなようです。

同調査では、二人以上世帯の貯蓄額の平均である1880万円に満たない家庭が67.6%にも及ぶことが明らかになっています。

出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

また、金融広報中央委員会の「知るぽると」によると、2021年における金融資産をいずれも保有していない世帯は全体の22.0%です。

つまり、現代社会において貯蓄を持つ人と持たない人が二極化しているといえるでしょう。