1. そもそも、「貯蓄」って?

貯蓄について詳しくみていく前に、まずはその定義をおさえておきましょう。総務省の家計調査報告(貯蓄・負債編)の用語の解説をみると、

貯蓄とは

ゆうちょ銀行,郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構,銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金,生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式,債券,投資信託,金銭信託等の有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価,債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と,社内預金,勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいう。 なお,貯蓄は世帯全体の貯蓄であり,また,個人営業世帯などの貯蓄には家計用のほか事業用も含める。

と示されています。「貯蓄額」には「預貯金以外の金融資産」も含まれている、という点がポイントです。