4. 住宅ローンは老後までに完済したい。リタイア後に必要な貯蓄額は平均1800万円
ここからは、公的年金以外に必要な老後資金の金額をみていきます。
公的年金以外に自分で準備しておくべきと考える「老後資金額」の平均額は、約1800万円となりました。回答の分布は「1万円以上」から「5000万円未満」まで、2000万円台を山としてなだらかに分布しています。
人によって、必要な老後資金の金額が大きくばらついていることが読み取れます。
リタイア時の家計負債に対する意識については、 「現在ローンは利用していない(今後もローンは利用しない)」が6割、「ローンを利用中(利用する予定)」が4割となりました。
ローン利用世帯では、「老後生活費を圧迫するので、現役時代にできるだけローン残額を減らしたい(66.4%)」「リタイア時の退職手当(会社からの退職金など)で、ローン残債を一括返済(13.1%)」と回答しています。
現役時代の負債は、リタイア時には返済しておきたいという考えがわかりますね。