2022年3月21日、東京電力より3月22日の電力需給が厳しくなるとの見通しから節電協力のお願いが発表されました。
初の「電力需給逼迫警報」が出される中、家庭内での節電が求められています。
協力要請がなくとも、家計を守る上で節電に挑戦している家庭もありますよね。貯蓄を増やすために節電・節約を心がける家庭は多いものです。
多くの方にとって関心の高い貯蓄。今回は会社員で貯蓄1000万円を達成する割合や、年代別の貯蓄について深堀りしてみます。
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会社員で「貯蓄1000万円」を達成するのは何割?
総務省の「家計調査貯蓄・負債編2020年」によると、勤労世帯3221世帯のうち、1000万円以上の貯蓄を有するのは1366世帯でした。
つまり、全体の約41%が貯蓄1000万円を達成していると言えます。
ただし貯蓄をしている家庭にも「負債」が存在します。
一般的にイメージされる借金だけでなく、住宅ローンや教育ローンなども返済義務がある以上、負債の一種に含まれます。
貯蓄から負債の額を引いた額を「純貯蓄額」といいますが、この純貯蓄額が1000万円を超える世帯に限定したところ、その数は1008世帯となりました。
割合にすると、約30%です。
負債額を引いても約30%の人が達成できている「貯蓄1000万円」。しかし正直なところ、
「それは住宅ローンを完済した世代がほとんどではないか」
「若い間はムリ!」
という感想を抱いた方も多いでしょう。
そこで次は、年代ごとの貯蓄事情を確認してみます。
会社員が「貯蓄1000万円」を超えるのは何歳から?
同調査から、年代別の貯蓄額を確認していきます。ちなみに勤労世帯全体での貯蓄平均は1378万円でした
年代別の貯蓄平均・負債平均
- ~29歳:平均貯蓄額377万円/平均負債額693万円
- 30~39歳:平均貯蓄額750万円/平均負債額1337万円
- 40~49歳:平均貯蓄額1071万円/平均負債額1200万円
- 50~59歳:平均貯蓄額1681万円/平均負債額692万円
- 60~69歳:平均貯蓄額2094万円/平均負債額214万円
- 70歳以上:平均貯蓄額1962万円/平均負債額138万円
貯蓄額が1000万円を超えるのは40代からですが、負債を引いた「純貯蓄額」が1000万円を超えるのは60代からです。
むしろ40代までは、貯蓄額より負債額が上回っていますね。
教育費がかかる上に、子どもに手がかかり思うように働けない女性が多い年代です。住宅ローンも借り入れ当初は負債額が多いため、資産ではマイナスになることが多くなります。
反対に60歳を過ぎれば負債額はかなり減り、純貯蓄額も1000万円を超えることがわかります。
春に始める貯蓄術4選
平均値は以上の通りですが、実際には家族構成やライフステージにより、貯蓄の難しさが変わるでしょう。最後に春から始めたい基本の貯蓄術をご紹介します。
貯め時・支出時を見極める
どんな人でもライフステージごとに「今は貯められるとき」「今は出費がかさむ時期」と分かれます。
避けたいのは、「あのときに貯めておけばよかった!」と後悔すること。
一般的に、子どもが小学校低学年までは教育費もかさばらず、お金を貯める黄金期と言われます。ここを逃すとまとまったお金が出ていく時期にさしかかるため、それまでに準備をしておきたいですね。
反対に、「住宅購入時」「子どもの大学入学時」などはお金がかかる時期です。
数百万円単位で出費するため、年収を超える可能性もあります。事前にわかっておけば「今は仕方ない」と思えますが、想定していないときには不安がかさむでしょう。
このように、ライフステージにおける「貯め時・支出時」を事前に見極めることで、計画的に貯蓄することが大切です。
固定費を見直す
支出を削るときに大事なのが、固定費の見直し。スマホや電気のプラン・会社をしっかり見直しましょう。
また意外に見落としがちなのが保険です。保障が重なっていたり、不必要に高い保険金をかけていることはありませんか?
生命保険の場合、年齢があがるほどに保険料は高くなります。そのため「今解約して入り直すのはもったいない」と思って放置してしまうこともありますが、新しい保険が販売されることにより安い保険料で済む可能性もゼロではありません。
保障が足りているかも含め、一度見直す時間を作りましょう。
貯まる仕組みをつくる
なんとなく口座にお金を貯めているままという方は、この春に「貯まる仕組み作り」をしてみましょう。
口座を「生活費用」「子どもの教育費用」「老後資金用」「資産運用」など複数にわけることで、お金に色をつけることができます。
自動積立定期預金などを使えば、簡単にお金がたまる仕組みを作ることができます。年度当初は1年を見通した家計管理もしやすいので、ぜひ始めてみましょう。
口座に紐付いたクレジットカードも、「生活費用」「食費用」「子ども用」などとわけてしまえば、面倒な家計簿からも解放されるのでおすすめです。
お金にも働いてもらう
預貯金以外にも検討したいのが、資産運用でお金に働いてもらうという視点です。
資産運用をしていない方にとって、その印象はさまざまでしょう。「最近やたらとおすすめされていて怪しい」「博打と一緒で、得することもあれば損することもあるのでは」など。
当然資産運用には「資産が減る」というリスクが存在するため、「貯蓄したい人は必ずしましょう!」とは言えません。
しかし安全に思える預貯金であっても、インフレというリスクはあります。人によって「利息がつかない」ことをデメリットに感じることもあるでしょう。
貯蓄の方法については、どちらが「良い・悪い」ではなく、できれば両方を備えることでリスクを分散させるのが理想です。
資産運用に興味がありつつ踏み出せていない方は、まずは情報収集することから始めてみてはいかがでしょうか。
ご紹介した貯蓄術をもとに、「貯蓄1000万円」を目指していきたいですね。
参考資料
LIMO編集部
