自分の年金額はどう計算する?
おひとりさま男性の場合、受給人数が多いのは厚生年金の人で「17万円以上~18万円未満」、国民年金の人で「6万円~7万円未満」です。
ただしこれはあくまでも今のシニア世代の状況なので、自分の場合にあてはまるとは限りません。
特に厚生年金は現役時代の報酬が大きく影響するため、給料が低い人は年金も低く、給料が高い人は年金も高くなる傾向があります。
そこで自分の年金額を知る方法を3つご紹介します。
毎年送られてくるねんきん定期便をチェック
毎年誕生月には、年金機構からねんきん定期便が送られてきます。50歳以上の方は、こちらに記載された年金額がある程度参考になるでしょう。
ただし50歳未満の場合は、これまでの納付実績に基づいた金額となるため、実際よりもかなり低い数字が記載されています。
ねんきんネットで試算
ねんきんネットにログインすることで、自分自身の年金額をシミュレーションすることもできます。
今後の働き方を変えた場合もシミュレーションできるため、より具体的に知りたい方は試してみるといいでしょう。
自分で計算してみる
年金の受給額には計算式があるため、自分で計算することも不可能ではありません。
ただし計算式はかなり複雑です。
- 65歳未満(特別支給の老齢厚生年金):定額部分 + 報酬比例部分 + 加給年金額
- 65歳以上(老齢厚生年金):報酬比例年金額 + 経過的加算 + 加給年金額
報酬比例の部分は次のように計算します。
- 平成15年3月以前:平均標準報酬月額×7.5/1000×平成15年3月以前の加入月数
- 平成15年4月以後:平均標準報酬額×5.769/1000×平成15年4月以後の加入月数
自分自身で報酬月額を把握できている方は稀なので、自分で計算するのはあまり現実的ではありません。
その他、年金事務所などに問い合わせることで目安額を教えてもらえることもあります。