多彩化する防災グッズ。持ち出し袋や日常的に食べられる非常食など

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まず、地震に対する備えといえば「防災グッズ」が真っ先に思いつきます。

ひと昔の非常持ち出し袋は「大きく、重い」というイメージがありましたが、最近開発されている防災バッグは軽量化され、必要最低限の道具が厳選されています。

例えば、山善の「防災バッグ30」は使い捨て食器やホイッスル(がれきの中から位置を知らせるために使う)の他、給水バッグや携帯用ブランケットなどの「避難所で便利な道具」を中心に組み立てられているのです。

そして、災害時には重要な、両手が自由になるリュックサックタイプとなっています。

これであれば、避難所に行く必要がある時でも必ず持ち出せますし、少しでも過ごしやすくなりそうです。

そして、日常的に食べられる非常食としては、「飴」や「チョコレート」を用意しておくのがお勧めです。

これらは砂糖や脂で出来ているので、小さくても大きなエネルギーになります。

事実、遭難者が非常用食料としてチョコレートを小分けにして食べることで生き永らえたというケースが報告されています。

飴やチョコレートであれば小分けにされているので、自宅で備蓄してもいいですし、持ち歩くカバンの中に2~3個入れておいてもよいでしょう。

そして、「カバンの中にいれられる」という点が帰宅困難者になった時に、非常に役立ちます。