老後の年金を増やす方法3つ

「月々の生活費は収入でまかない、できるだけ貯蓄を切り崩したくない」と考える方は多いと思います。今回の結果を元に、年金を増やすことを検討しても良いでしょう。

老後の年金を増やすには、以下のような方法があります。

年収や加入月数を伸ばすことを考える

厚生年金は収入に応じた保険料を納めることで、将来の受給額が変わります。つまり年収が多いほど、納める保険料も多いので将来の受給額も増えるでしょう。

年収を上げるのは簡単なことではありませんが、「将来の年金受給額が増える」「貯蓄を増やす余裕も生まれる」といったメリットは大きいものです。

また、厚生年金の加入月数を伸ばすことでも年金額は増えます。長く働き続けることを考えてもいいでしょう。

繰下げ受給を検討する

一般的な年金受給開始の年齢は65歳。2022年4月には、75歳まで年金を繰り下げることができるようになります。

1カ月あたり0.7%増えるので、70歳までで42%、75歳までであれば84%の増額に。ただし、それまでの生活費や健康で働き続けられることなども必要になります。

ご自身の状況を見ながら慎重に検討しましょう。

私的年金で自分で用意する

個人年金保険やiDeCoなど、自分で年金をつくる方法もあります。公的年金は将来の受給額が下がる可能性もありますが、私的年金であれば自分で準備できます。

中には運用するものもあります。運用にリスクはありますが、きちんとリスクを把握した上で検討してみるのもいいでしょう。

安心した老後を過ごすために、できる対策は複数あります。ご自身に合ったものをいくつか選び、老後に備えてくださいね。

参考資料

LIMO編集部