将来にむけて「年金を増やす」「資産をつくる」
厚生年金の受給額についてまとめてきました。実際には平均が平均は14万4366円、ボリュームゾーンは9~10万円未満で、30万円以上の受給を見込める可能性は限りなく少ないです。
将来に向けて、少しずつ対策を始めることが必要になるでしょう。
年金を増やす
今からでも年金を増やす方法はあります。
厚生年金の受給額は、「平均標準報酬額×5.481/1000×加入(勤務)期間」で求められます。(2003年4月以降の加入の場合)
つまり、「給料を上げる」もしくは「加入期間を延ばす」ことが年金額アップへの道となります。
年収アップを目指し、スキルアップや転職なども視野に入れてみましょう。
また厚生年金には70歳まで加入することができるので、健康でいられる限り、長く働くことも有効でしょう。
そうは言っても、働くほどに税金や保険料などが引かれる一方、今から「厚生年金30万円」を目指すのも困難です。自分で資産を形成することも大切です。
自分で資産を形成する
将来に向けて、老後資金をコツコツ準備していきましょう。
昔と比べて金利が低いため、銀行に預けるだけでは思うように増やせない時代となりました。
余裕資金が貯まった時点で、長期間の運用にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
積立投資であれば、少額・積立・分散という特徴から、初心者でも始めやすいとされています。
またiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を選べば年金形式で受け取れるため、使いすぎるリスクも避けられます。
運用には元本割れのリスクもあるため、とれるリスクの範囲についてはしっかり検討しましょう。
参考資料
LIMO編集部