教育費と老後資金は間に合うのか?

まずは、大学を控えたお子様の教育費の準備が必要となるでしょう。自宅外通学や医歯薬学系学部などを選んだ場合は、この先も高額な子育て費用が必要となることが予想されます。

また、それと合わせて気になるのが、老後資金かもしれません。2019年に話題となった「老後2000万円問題」も記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

「高齢夫婦無職世帯の実収入と実支出の差額(約5万円)を毎月保有金融資産から取り崩すと30年間で2000万円(約5万円×12カ月×30年≒2000万円)となる」

これが2000万円の算出根拠です。

この試算には、介護費用などは含まれていません。あくまで生活費の赤字ですので、介護や旅行、リフォーム費用は別途準備することになります。

前述の世帯主の年齢は約50歳。子どもの教育費を捻出しながら、残り十数年で老後資産を貯めることになると考えると、なかなか貯金だけで準備するのは難しいと感じた方が多いかもしれませんね。