60代で「貯蓄がない!」とならないために
60代の貯蓄事情を眺めてきました。単身世帯は「貯蓄なし」の割合が一番多く、29.4%。二人以上世帯で見ると、18.3%が「貯蓄なし」でした。
一方で3000万円以上の割合を見ると、単身世帯では13.8%、二人以上世帯では19.6%もいます。
こうしてみると、両者とも二極化している様子がよくわかります。貯蓄を続けてきた人、貯蓄をしなかった人の差とも言えるかもしれません。
「自分にとっていくら必要か」を考えた上で長期的なマネープランを立てるかどうかが、60代以降の「貯蓄あり」「貯蓄なし」の分かれ道となるでしょう。
貯蓄といっても、預貯金から保険、資産運用まで、その金融商品はさまざまです。自分に合う方法が見つけられるよう、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
太田 彩子