これだけでも生育が違ってくるので、バラが芽吹く時期までには終わらせましょう。

バラの剪定:1月~2月

バラの冬剪定は本格的な寒さが到来した12月下旬から1月中におこなうのがベスト。芽は既に動き始めているので、遅れないようにしましょう。

バラにはさまざまな品種あるため、品種によって剪定の仕方が異なります。ここでは基本的な作業を説明します。

剪定は思い切りが必要な作業。ばっさりと切ってしまうことに抵抗があるかもしれませんが、切ったところから脇芽が伸びて、春には立派な姿になります。

剪定はバラ栽培には必要不可欠な作業です。毎年おこなうものなので、早めに慣れておくことをおすすめします。剪定は奥が深い作業。栽培に慣れてきたら、専門書などで各品種の剪定方法などを調べておくのもよいでしょう。

手順1

まずは枝全体を半分の高さまで剪定します。剪定は切れ味のよい剪定バサミでおこなってください。切り口が潰れたりすると、切り口から枯れ込む原因になります。

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全体の3分の1程度まで強剪定した場合、開花は遅くなりますが大きな花が咲きます。

手順2

交差している枝や内側に向いた枝を剪定します。狭い範囲に枝が密集していると、葉が茂ったときに日当たりや風通しが悪くなり、害虫や病気の発生の原因となります。