年が明けて、4月から小学校に入学するお子さんもいるでしょう。

学校まで歩いていけるのか、お友達はできるだろうかなど、はじめての小学校生活は親子ともに緊張と不安を感じるもの。入学まで約3カ月、「そろそろ入学準備をしないと」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

今回はお子さんが小学校へ入学される方へ向けて、小学校で1年間にかかるお金の平均額と、今からはじめたい入学準備を3つご紹介します。

小学校は1年間いくらかかるの?

まずは文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」より、子ども1人に小学校で1年間にかかる学習費を、公立と私立に分けて確認しましょう。

子ども一人あたり、1年間にかかる学習費総額(平成30年度)

公立小学校 :32.1万円

〈内訳〉

  • 学校教育費:6.3万円
  • 学校給食費:4.4万円
  • 学校外活動費:21.4万円

私立小学校: 159.9万円

〈内訳〉

  • 学校教育費:90.4万円
  • 学校給食費:4.8万円
  • 学校外活動費:64.7万円

公立小学校では年間約32万円、私立小学校では約160万円でした。その内訳も見てみましょう。

公立小学校の学校教育費は6万3102円。内訳で最も高いのは 「図書・学用品・実習材料費等」の1万9673円、次いで「通学関係費」の1万8032円、「学校納付金等」1万2235円でした。

一方で私立小学校の学校教育費は90万4164円。「授業料」の48万5337円が最も高く、次いで入学金等が含まれる「学校納付金等」の23万1425円、「通学関係費」9万749円です。私立になると公立のおよそ5倍かかりますね。

教育費の中ではお金がかからないイメージのある小学校ですが、学用品や学校納付金、通学費など意外とお金はかかることが分かりました。入学後にかかるお金の目安の一つとしてください。

では、今からはじめておきたい入学準備について、小学生の子どもが2人いる筆者から3つご紹介します。