年末ジャンボ「100枚買ったら、当選確率は何パーセント?

では「100枚買ったとき」の当選確率も計算してみましょう。

参照:【表2】年末ジャンボ宝くじ100枚の当選確率

理論上100枚買っているので、1枚買った時の確率に100をかけた数値になります。

6等の3000円と7等の300円10枚は必ず当たるので、最低6000円は返ってくることになりますね。

5等の1万円が当たる確率は30%なので、比較的当たりやすいかもしれません。それでも3万円費やしているので元は取れません。

4等の5万円が当たる確率は1%になり、そこから上の等級が当たる確率はグンと下がります。1等の組違い賞の10万円は約0.1%なので、1000人に1人の確率で当たります。

このあたりの数字をみて「当たるかも」と考えるか、「当たりそうもない」と考えるかは人によるでしょう。

1億円以上当たる確率

年末ジャンボ宝くじを100枚買った時の1億円以上当たる確率は、1等か1等の前後賞を当てる確率を足すので、0.0015%になります。

バラで購入しても1等と前後賞の両方を当てる可能性がないわけではありませんが、天文学的に少ない確率なので、ここでは除きます。

100枚購入するので20万分の3になります。

連番とバラの違い

仮に100枚を連番で購入した場合はどうでしょうか。1億円以上の当選は、1等と前後賞2本、1等と前後賞1本、前後賞だけ1本の3パターンの可能性がありますが、確率はバラで購入した場合よりも低くなります。

それは1等を当てた人が前後賞も取ってしまうので、前後賞が当たるチャンスが減ってしまうからです。その点バラは、1等、前後賞、それぞれにチャンスがあるので、連番の2.5倍当たる確率が高くなります。なぜ2.5倍なのか、簡単に説明してみましょう。

たとえば、10枚宝くじを買う場合を考えてみます。

バラで購入する場合は、1等、前賞、後賞の3回のチャンスが10枚分あるので、30回チャンスがあると考えます。連番(11番から20番の続き番号とする)で購入する場合は、1等が当たるチャンスは10回ありますが、前後賞は1等の人が取ってしまうので、そのチャンスがなくなります。

ただし、1等が11番だった場合は、1等の人は前賞の10番は外すので、前賞のチャンスが1回できます。

同じように1等が20番だった場合は、後賞の21番は外すので、後賞のチャンスが1回できます。つまり合わせて12回のチャンスとなります。

30÷12=2.5となるので、バラの方が連番より2.5倍確率が高くなるというわけです。

確率はバラに軍配が上がりますが、当たった時の当選金が大きいのは連番なので、大きく当てたい人は連番を選ぶといいと思います。