大型の観葉植物、お世話の方法は?
次は、大型観葉植物のお世話について解説します。
水やり
大型の観葉植物は大きな鉢に植えられているため、1度たっぷり水やりをすれば土が乾ききるまで時間がかかります。よくあるのが、表面が乾いていても中は湿っている状態です。
そのため、水のあげすぎで過湿になり根腐れを起こしてしまう可能性もあります。水が乾きにくい冬場の水やりは3週間ほど間隔を開けても大丈夫です。
水やりに関しては鉢の重さや葉の状態を見て水をあげるタイミングを判断し、メリハリのあるお世話が大切。
初心者で水やりに慣れていない場合は、市販の水やりチェッカーなど土中の水分量を計るアイテムを使うのが失敗も少なくおすすめです。
水やりの際に鉢受け皿に貯まった水は、根の生育に悪影響を及ぼすこともあるので早めに処分しましょう。
植え替え
大型の観葉植物は、鉢を含めると総重量もかなりの重さになります。落下事故などを防ぐため、植え替えは必ず2人以上でおこなうようにしましょう。
植え替え頻度は、1~2年に1度が目安。時期は真夏以外の5~9月がおすすめです。
鉢増し
観葉植物を植え替える時は、ひと回り大きな鉢に鉢増ししましょう。いきなり大きすぎる鉢に植えてしまうと根張りが弱くなり、しっかりした根鉢ができなくなってしまいます。
根鉢がしっかりできていないと、植物が倒れやすくなってしまい観葉植物の生育面でも安全の面でも良くありません。手間はかかりますが、観葉植物の成長と共にひと回りずつサイズアップしていきましょう。
育てやすい!おすすめ大型観葉植物3選
おしゃれで初心者にも育てやすい、おすすめの大型観葉植物を紹介します。
パキラ
特徴的な葉の形と、細い枝のバランスがおもしろい観葉植物です。手頃な小さいサイズを園芸店でもよく見かけますが、大型になると葉も多く茂り、見ごたえのある姿になります。
パキラは生育旺盛で丈夫な性質を持っているので、風通しと日当たりの良い場所で管理すれば、初心者にも育てやすくおすすめ。より健康な株に育てるため、時々屋外で日光浴をさせるのも良いでしょう。
エアコンの風や冬の寒さは苦手なので、その点は注意しましょう。暖かい時期は日当たり確保のために窓辺に置くのも良いのですが、冬場は寒さ対策のため窓辺からは少し離れた場所で管理しましょう。