厚生年金・国民年金の仕組みは?男女の差は6万円?

Ondrej Prosicky/shutterstock.com

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老後、年金を受け取りながら生活することは、ほとんどの人にとって既定路線かと思います。

受け取る年金は、現役時代の働き方や収入によって人により金額が違いますが、会社員は厚生年金、フリーランスや専業主婦は国民年金を受け取るということはご存知ですね。

私は以前大手生命保険会社でマネーセミナーの講師やマネープランニングのアドバイザーをしており、様々な年代の方から老後資金の準備に関するご不安の相談を受けてきました。

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そこで今日は、将来受け取る年金がいくらになりそうかのイメージを膨らませるために、実際に年金を受け取っているシニア世代の年金受給額を確認していきたいと思います。

厚生年金・国民年金のキホン

日本の年金制度は2階建て構造と言われています。

1階部分が「国民年金」、2階部分の「厚生年金」ですね。

1階部分の国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する年金の土台となる部分です。

2階部分の厚生年金は、会社員や公務員などが、国民年金に上乗せして加入するものになっています。

まず令和2年12月に公表された、厚生労働省年金局の「令和元年(2019年)度 厚生年金・国民年金事業の概況」より、土台部分の国民年金の平均年金月額を確認していきましょう。

国民年金

平均年金月額…5万5946円

  • 男性…5万8866円
  • 女性…5万3699円

土台部分となる国民年金は、男女とも5万円台となっており、受給額に大きな差がないことが分かります。

次に、国民年金の受給額の分布も確認してみましょう。

国民年金 年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)

  • 1万円未満…1万2693人
  • 1万円以上~2万円未満…6万803人
  • 2万円以上~3万円未満…22万1983人
  • 3万円以上~4万円未満…70万6206人
  • 4万円以上~5万円未満…134万5582人
  • 5万円以上~6万円未満…312万4529人
  • 6万円以上~7万円未満…849万4551人
  • 7万円以上…38万1323人

国民年金 年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)

  • ~1万円未満…6万6247人
  • 1万円以上~2万円未満…24万4695人
  • 2万円以上~3万円未満…74万63人
  • 3万円以上~4万円未満…226万4161人
  • 4万円以上~5万円未満…336万406人
  • 5万円以上~6万円未満…454万1337人
  • 6万円以上~7万円未満…598万7227人
  • 7万円以上…144万306人

国民年金の場合、男性女性ともに6万円以上~7万円未満の分布が多くなっており、分布からも男女の受給額に大きな差がないことがわかります。

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執筆者
森重 由里子

学習院女子大学卒。卒業後は地方局のアナウンサーとして活躍。結婚、子育てを経て、未経験ながらも金融業界に転職。前職のオリックス生命保険では優秀な成績を収め、数々の賞を受賞。マネージャーに昇格後は部下の育成にも携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。