なぜトランプ次期大統領に贈ったゴルフクラブは本間製?
2016年11月17日夜(日本時間18日朝)に安倍晋三首相がトランプ次期大統領と初会談を行った際、安倍首相がトランプ氏に本間ゴルフ製の高級ドライバーをプレゼントしたことが話題になりました。
首脳同士が親交を深めるためにプレゼントを交換することは珍しいことではありません。また、両氏がともにゴルフ好きであるため、ゴルフクラブをプレゼントしたこと自体に驚きはありませんでした。ただし、「なぜ、本間製なのか」に関しては様々は憶測が飛び交いました。
本間製のドライバーはシニア層に人気が高いという説が最も有力ですが、中には、本間製のゴルフは山形県で製造されているので、メイドインジャパンの良さをアピールするためという説もありました。さらには、本間ゴルフは現在中国企業傘下となっていることから、日本企業のグローバル化をアピールするためという説なども見られました。
もちろん、どれが真実であるか確かめようがありませんが、もう一つ加えるとしたら、本間ゴルフが現在は非上場企業であるということも挙げられるのではないかと思います。
上場企業の製品、たとえばソニーの液晶テレビやブリジストンのゴルフクラブをプレゼントしたとしたら、そのニュースは何かと株式市場で波風を立てる可能性がありますが、非上場企業であれば、そうした心配は不要だからです。
ちなみに、本間ゴルフは1995年にジャスダック市場に上場していますが、経営破たんにより2005年に上場廃止となっています(2010年から中国企業傘下入り)。
さて、今回の会談がどのような成果をもたらすのかは、内容が全く明らかにされていないため判断しようがありません。とはいえ、プレイヤーの高齢化などの要因でゴルフ人口が減少傾向にある日本のゴルフ界にとっては、ゴルフが話題になったこと自体が悪い話ではなかったはずです。
いずれにせよ、このニュースをきっかけに、一度ゴルフから離れたシニアや新たに始める若者が増えることを期待したいと思います。
株主優待を活用してお得にゴルフを楽しみましょう
ちなみに、ゴルフは他のスポーツに比べるとお金がかかるスポーツであると言われています。そのため、できれば出費はできるだけ抑えたいと考えることは当然です。そのために、ゴルフ関連企業の株主優待券を活用することを検討されてはいかがでしょうか。
ゴルフ関連の上場企業はあまり多くはありませんが、以下の3社をご紹介します。